不動産が大半を占める遺産分割 | お客様の相続に関する不安を解決へ導きます

まずはご所有されている不動産の調査が重要です！もちろんご自身で登記簿謄本などで所有者（名義人）、数量（面積）、価格（相続税路線価）を調べることは可能です。ご自宅の場合、亡くなった祖父母名義のままであったり、登記簿記載面積と実際の面積が異なる場合などがあります。遺産分割では公的な評価額よりも実勢価格（実際の取引価格）が皆様の気になるところ。古い借家の評価や古家の場合は解体費用なども勘案する必要があります。ご売却をある程度お考えの場合はプロに相談することをお勧め致します！税理士さんや弁護士さんに相談されても、当然ながら不動産の価値を知ることはできません。

次に相続税を納税する必要があるのかどうかを知りましょう！ある程度のことなら、ご自身でも相続税がかかりそうかどうかを調べることは簡単にできます。

【土地】相続税路線価×土地面積

【建物】固定資産税評価額　　　　です。

土地の場合は各補正率がありますので詳しいことは税理士さんにご相談が必要ですがある程度は判断できます！

相続税の納税が必要でない場合や納税資金がご準備されていれば大きな問題はないと言えますので、不動産調査をもとにした実勢価格を念頭にして、不動産の遺産分割を考えていきます。

納税資金に不安のある場合は、ご所有不動産を売却して納税資金に充当することを考えなければなりません

Study-1　

大きな土地がある場合は、分筆をして遺産分割する。古い大きな自宅の敷地の半分で建替えし、残った土地を売却して現金化（遺産分割または建替費用に充当）

Study-2

遠隔地にある、相続した実家を売却して遺産分割する。遠隔地にある管理が面倒な賃貸アパートや駐車場を売却して現金化（遺産分割または納税資金に充当）

Study-3

●不動産を複数所有している場合は、持分を交換する。差額が生じる場合は差額を現金で調整して共有持分を解消する。

●不動産を継続して所有したいものが共有者から持分を買取り共有持分を解消する。

●共有名義の不動産を売却して解消する。

共有持分の解消は交換・買取・売却による解消になります。いずれも共有者との合意形成が必要となりますので家族間で調整が困難な場合は不動産相続のプロにご相談されるのが良いでしょう。公平な第三者がいることで、感情的な話合いにならず、合理的な接点を見出せる場合があります。